カフェイン効きすぎ。

バイト先で一杯だけコーヒーを飲んだら結局朝まで眠れなかった。目も頭も冴えまくってきたので、部屋に放り出してあったタワーレコード発行のフリーペーパーmuseeを隅々まで熟読してみる。
この雑誌で取り上げられるアーティストやCDはいつもバラエティに富んでいて非常に面白いのだが、今回もすごい。マイケル・ナイマン、フェルナンド・ソーンダースのロングインタビューに始まり、恩田晃によるロスコー・ミッチェルについてのエッセイ、大熊亘、ボニー”プリンス”ビリー、ファンファーレ・チォカーリアなどなど。それに加え、ジャズ、ワールドミュージック、ルーツ、クラシックのそれぞれのジャンルのバイヤーによるアルバムレビューが数ページに渡り掲載されている。
紹介されている新譜は知らないアーティストのものが多いのだが、気になるものとしてはヘンリー・スレッギルの娘(!)がロバート・ジョンソンの曲をカバーしたアルバム、デヴィッド・グラッブスの新譜(アダム・ピアースが参加してるらしい)とか、かな。
museeを読んでるとタワレコって結構がんばってるよなと思うんだよね。著作権法改正の件に関して、反対しないという意見表明を出したことで一部で非難されてるみたいだけど、Jポップの売上によってマイナーな輸入盤を取り扱うための資金をまかなっているタワーレコードのような企業にとっては、大手レコード会社の意向に真っ向から反対することはやっぱりできないのだろう。法案に反対することはできないけれども、音楽ファンのために努力はこれからも惜しまないという趣旨のコメントをわざわざ出した裏側には、バイヤーの人やmuseeの編集者をはじめとする音楽を本当に好きな人たちの本音が隠されているんじゃないだろうか。なんてことを読みながら考えた。
輸入権問題に関しては勉強不足でわからないことも多いけど音楽配信メモとかを読んでできる限りフォローしていこうと思っている。