最近買ったCD
タワーレコードにて購入。
ウリチパン郡「ジャイアント・クラブ」AKICHI RECORDS 2008山本精一のPARAや最近のCOMBO PIANO作品への参加で気になっていたDrの千住宗臣も参加しているユニット。アフロ・ビート的なリズムや、民謡っぽいメロディが絶妙に曲に馴染んでいて、無国籍感が気持ちいいポップ・ソングって感じ。キセルとかが好きな人でもはまりそう。帯にはUAや坂本龍一、内田也哉子とかオルタナティブなポップスを志向してそうな人たちがコメントを寄せていて、自分の好きなのはやっぱりこの辺りかとなんとなく再確認した。
ALAYAVIJANA「ALAYAVIJANA III」High Contrast Recordings 2006
別に新譜でもないけど、前から聴いてみたかったものの一つ。ホーメイの音の面白さもさることながら、変拍子の曲をまるで打ち込みみたいにカチッと演奏している演奏者のテクニックがものすごい!生で見てみたいバンドだな〜、これは。
JAZZ TODAY 2004@UNIT
ewe presents
JAZZTODAY2004 at UNIT(10.24)
JAZZTODAY2004 at UNIT(10.24)
ROVO、DCPRG、ONJQのグルーヴを司り、今や名実共に日本最強のドラマーの一人となった芳垣安洋率いるVINCENT ATMICUS、ラテンジャズ界の雄、ツイン・トラップ・ドラムのオラシオ&ロビー率いるEL NEGRO & ROBBY BAND、JOHN BEASLEY & 坪口昌恭(from TZB)DUO、ジャムバンド・ムーブメントの嚆矢としても名高い藤原大輔率いる"quartz-head council"、ノイズ・インプロヴィゼーションで独自の世界を描き出すGOTH-TRAD。多彩なラインナップでJAZZの新しいカタチを体験できる一夜です。
[出演者]
VINCENT ATMICUS
JOHN BEASLEY & 坪口昌恭 DUO〜EL NEGRO & ROBBY BAND
"quartz-head council"quartz head a.k.a. fujiwara,daisuke feat. rebsutape & wagane ndiaye rose
GOTH-TRAD
JOHN BEASLEY & 坪口昌恭 DUO〜EL NEGRO & ROBBY BAND
"quartz-head council"quartz head a.k.a. fujiwara,daisuke feat. rebsutape & wagane ndiaye rose
GOTH-TRAD
[公演詳細]
2004年10月24日(日)
open/start 16:00/17:00
前売:3,500円/当日:4,000円(※ドリンク代別)
お問合せ:03-5459-8630(UNIT)/03-5413-7415(ewe)
open/start 16:00/17:00
前売:3,500円/当日:4,000円(※ドリンク代別)
お問合せ:03-5459-8630(UNIT)/03-5413-7415(ewe)
more info: http://www.ewe.co.jp/home.php
ドラム・マジック
ダグと僕はバンドを背負って行けるような偉大なドラマーをたくさん目の当たりにし感銘を受けてきたのだと思う。僕たちはドラムが与えるインスピレーションの源になるようなパワーで他人を圧倒する、という同じ欲望を共有しているのだ。
今となっては通巻20号を数える音楽誌『AFTERHOURS』の第10号に掲載された、mice paradeのアダム・ピアースがhimのドラマーであるダグ・シャーリンについて言及した文章の一節だ。
『AFTERHOURS』によるmice parade&himの来日公演は、結論から言ってしまえば、最高だった、という言葉に尽きる。素晴らしい音楽のみが持ちうる力によって、まさに圧倒されたのだ。
柔らかい音の上に優しい歌をのせて、流れるような情景を描き出したFLECKFUMIE、躍動するポリリズムと音による対話によって、音楽の原初的な力を呼び起こしたhim、そして、限りない音楽への情熱と愛情を音にして奏でてみせたmice parade。まだ終わらないで欲しい、この時間がずっと続けばいいのに・・・そんな風にみんな心の中で思ったに違いない。ステージ上で最後の音が消えて、客電が点いた後もアンコールを求める手拍子と歓声は10分以上の間、鳴り止まなかったのだから。
いったいなんで、こんなに感動したのだろう。音楽が素晴らしいからと言ってしまえばそれまでだが、ちょっと考えてみると他のライブではなかなか味わうことのできない感覚を覚えていたことに気がつく。ロックやフォークが持つセンチメンタリズムやリリシズム、ジャズやアフロビート、レゲエ、ダブなどのブラックミュージックが持つ音楽のダイナミズムと衝動、それに加えて音楽を演奏することの喜び、それらが全て、この日のステージには内包されていたように思う。
Elliot SmithやRed House Paintersを聴いて切ない気持ちになる。Eric DolphyやFela Kutiを聴いてリズムと音自体の力に驚き、突き動かされるような衝動を覚える。こういった別の種類の感動が一度に訪れることは滅多にないのだ。
大げさに聞こえるかもしれないが、その場にいることができて良かったと思える瞬間だった。
ジャムバンドの祭典が再び
きたきた、きましたよ〜!!!
True People's Celeblation2004開催ケテ−イ!!
現段階で発表されている出演アーティストは
True People's Celeblation2004開催ケテ−イ!!
現段階で発表されている出演アーティストは
- TABLA BEAT SCIENCE
- MEDESKI MARTIN & WOOD
- CYRO BAPTISTA
- SIM REDMOND BAND
う〜んいいですねぇ。N.Y.downtownな匂いがぷんぷんです。
いっそこの機会にまとめてelectric masadaなんかにも来て欲しい感じですね。
いや〜今後発表されるラインナップからも目が離せません!
開催日時は9月4日(土)&9月5日(日)、場所は秩父ミューズパークだそうです。池袋から西武池袋線で1時間半弱ってとこですかね。近くていいなあ。
今年は2日間通しで行きたい気分。
いっそこの機会にまとめてelectric masadaなんかにも来て欲しい感じですね。
いや〜今後発表されるラインナップからも目が離せません!
開催日時は9月4日(土)&9月5日(日)、場所は秩父ミューズパークだそうです。池袋から西武池袋線で1時間半弱ってとこですかね。近くていいなあ。
今年は2日間通しで行きたい気分。
しかし、先日のcritters bugginの興奮冷めやらぬうちに、この続報。
最近観たいライブの情報が次々と飛び込んでくるなぁ。
今年は、他にもmice parade& him、David Grubbs、Bill Wellsの来日公演、metamorphose、と行きたいイベントがたくさんあって、音楽の方面では非常に充実した夏が過ごせそうな予感。
最近観たいライブの情報が次々と飛び込んでくるなぁ。
今年は、他にもmice parade& him、David Grubbs、Bill Wellsの来日公演、metamorphose、と行きたいイベントがたくさんあって、音楽の方面では非常に充実した夏が過ごせそうな予感。
情報ソース
- hidemuzicblog(http://hidemuzic.typepad.com/hidemuzicblog/)
- organic groove(http://www.organicgroove.com/)
- map(http://www.mapup.net/)
- after hours(http://afterhours.img8.com/top/index.html)
「人間ループ」との邂逅
Critters Buggin を観てきた。
やっぱりすごかった。
以前、black frames(Critters Bugginのdrums以外のメンバーによる別ユニット)を観たときには、なんとなく物足りなさを感じたんだけれども、今回のCritters Bugginには文句のつけようがないパフォーマンスを見せつけられた。
やっぱりすごかった。
以前、black frames(Critters Bugginのdrums以外のメンバーによる別ユニット)を観たときには、なんとなく物足りなさを感じたんだけれども、今回のCritters Bugginには文句のつけようがないパフォーマンスを見せつけられた。
会場の代官山Ball Roomは6月から新装オープンした”UNIT”のあるビルの3階と5階を利用したスペースで、3階にメインフロア、5階にチルアウトフロア。
結果的にほとんどメインフロアの方にいたんだけど、休憩のときに上がってみたら、ガムランの演奏とバリの民族舞踊をやってたりして、不思議な空間になってた。
結果的にほとんどメインフロアの方にいたんだけど、休憩のときに上がってみたら、ガムランの演奏とバリの民族舞踊をやってたりして、不思議な空間になってた。
メインフロアはDJ KLOCKによるDJからスタート。ジャズ、エレクトロニカ、ブレイクビーツなんかのレコードをミックスしつつ、スクラッチを織り交ぜたアブストラクトな感じのプレイ。フロアを挟んでDJブースの正面にあるステージ上には、いろんな楽器が所狭しと並んでいる。ヴィブラフォン、タブラ、ティンパニ、エレピにバスクラリネット。DJ KLOCKの最後の音が消えるのと同時にステージ上のスクリーンに、黒いローブを纏ったスケーリックがピアノを弾いている怪しげな映像が流れ始める。不気味なアナウンスとともに映像が切り替わり、ステージ裏からメンバーが被り物(レスラーのマスクみたいなやつ)を頭にかぶって登場。シアトル発のバンドにはこういうユーモラスな演出をする伝統でもあるんだろうか?お茶目なんだけど毒がある感じ。
被り物を着けたまま、演奏が始まる。マット・チェンバレンのタムを多用する特徴的なドラムに、ブラッド・ハウザーのベースがからみつき、マイク・ディロンのヴィブラフォンとスケーリックのエレピがその上を漂う。トータス、マイスパレードなんかのシカゴ音響周辺を思わせる音。だんだんと以前のフリーキーな作風からは移行しつつあるのだろうか。と思ったのも束の間、スケーリックがサックスを手にした瞬間、あの凶悪に歪んだ音色が耳に飛びこんでくる。やっぱ、いいなぁこの人たち(笑)。会場全体が興奮に包まれる。マイク・ディロンはタブラやコンガなどあらゆる打楽器を使いこなし、マット・チェンバレンのドラムと競い合うかのように強烈なリズムをたたき出していた。30分ほどの休憩を挟み、2nd ステージはスケーリックがサックスでクチャクチャとガムを噛むような音を延々と出しつづけるパフォーマンスからスタート。その後はなだれ込むようにドローン的な展開に。サックスの音をループさせ、パワーブックでノイズを出す。かなり長い時間ドローンを弄り倒した後、音を流したままメンバーはいったんステージを去る。
アンコールで再び登場し、今度はインプロヴィゼーション。ワウをかけたエレピでスケーリックがエレクトリックマイルスっぽいコードを弾き始めるとリズム隊がそれに合わせ、アガルタ・パンゲアのような展開になった。アンコールはあらかじめ決めておいた楽曲はほとんどやらずに、その場で各プレイヤーが音を合わせていくという感じ。それだけにセッション的な雰囲気が肌で感じられ、とても楽しかった。
アンコールで再び登場し、今度はインプロヴィゼーション。ワウをかけたエレピでスケーリックがエレクトリックマイルスっぽいコードを弾き始めるとリズム隊がそれに合わせ、アガルタ・パンゲアのような展開になった。アンコールはあらかじめ決めておいた楽曲はほとんどやらずに、その場で各プレイヤーが音を合わせていくという感じ。それだけにセッション的な雰囲気が肌で感じられ、とても楽しかった。
それにしても、凄いのは「人間ループ」の異名を持つマット・チェンバレンのドラムだ。black frames を観たときに感じた物足りなさは明らかにドラムスの弱さだったのだと再確認させられた。タム、スネア、キックすべての音が凄まじい抜けの良さ。それに加えて恐ろしく正確無比なリズムで刻まれるビート。休憩を挟んで3時間半以上の間圧倒されっぱなしだった。
Critters Buggin'の新作"stampede"はp-vineから日本先行発売予定。これも良さそうなので買おうと思う。
カフェイン効きすぎ。
この雑誌で取り上げられるアーティストやCDはいつもバラエティに富んでいて非常に面白いのだが、今回もすごい。マイケル・ナイマン、フェルナンド・ソーンダースのロングインタビューに始まり、恩田晃によるロスコー・ミッチェルについてのエッセイ、大熊亘、ボニー”プリンス”ビリー、ファンファーレ・チォカーリアなどなど。それに加え、ジャズ、ワールドミュージック、ルーツ、クラシックのそれぞれのジャンルのバイヤーによるアルバムレビューが数ページに渡り掲載されている。
紹介されている新譜は知らないアーティストのものが多いのだが、気になるものとしてはヘンリー・スレッギルの娘(!)がロバート・ジョンソンの曲をカバーしたアルバム、デヴィッド・グラッブスの新譜(アダム・ピアースが参加してるらしい)とか、かな。
museeを読んでるとタワレコって結構がんばってるよなと思うんだよね。著作権法改正の件に関して、反対しないという意見表明を出したことで一部で非難されてるみたいだけど、Jポップの売上によってマイナーな輸入盤を取り扱うための資金をまかなっているタワーレコードのような企業にとっては、大手レコード会社の意向に真っ向から反対することはやっぱりできないのだろう。法案に反対することはできないけれども、音楽ファンのために努力はこれからも惜しまないという趣旨のコメントをわざわざ出した裏側には、バイヤーの人やmuseeの編集者をはじめとする音楽を本当に好きな人たちの本音が隠されているんじゃないだろうか。なんてことを読みながら考えた。
マドンナの義弟
Joe Henryの新しいアルバム"Tiny Voices"を聴いている。
この人はいわゆるオルタナティヴ・カントリーのような音楽性で一定の評価を得てきたようなのだが、オーネット・コールマンやマーク・リボー、ブラッド・メルドーなどが参加した前作"Scar"、そして今作はジャズ色の濃いアレンジが施されている。
ゲストにはクラリネットのDon BylonやトランペットのRon Milesなど多くのジャズミュージシャンが参加している。ジャズミュージシャンが歌の伴奏をすることは、別に珍しいことではないが、個性の強い演奏にイニシアティヴをとられて、シンガーの持つ世界観が薄くなってしまうケースが多いような気がする。その点、この人の音楽はミュージシャンの個性をいかしながらも、一貫性のある独自の空気感を出すことに成功していると思う。
ゲストにはクラリネットのDon BylonやトランペットのRon Milesなど多くのジャズミュージシャンが参加している。ジャズミュージシャンが歌の伴奏をすることは、別に珍しいことではないが、個性の強い演奏にイニシアティヴをとられて、シンガーの持つ世界観が薄くなってしまうケースが多いような気がする。その点、この人の音楽はミュージシャンの個性をいかしながらも、一貫性のある独自の空気感を出すことに成功していると思う。