ジャム・バンドはもう古い

nicechoice2004-04-21

数年前から盛り上がってるんだか、盛り上がってないんだかよく分からないジャム・バンドシーン。
筆頭に挙がるのは、まずPhishなどGrateful Deadの流れを汲むゆるぅいインプロバンド系。もう一つの流れはジャズをルーツとするN.Y.ダウンタウン系人脈によるコミュニティであろうか。こちらはメデスキ、マーティン&ウッドやPONGAなどのバンドが、昨年から今年にかけて来日していたこともあり、日本での知名度は高いようだ。

ジャム・バンドなる名称によって括られるバンドは数多く存在するわけだが、上の例を見てもわかる通り、特定の音楽の形式をもったバンドを指すわけではない。いや強いて言うならば、インプロヴィゼーションによる演奏をライブパフォーマンスの核としているバンド、という言い方はできるかもしれない。
しかしながら、演奏自体にはジャズ、ロック、ファンク、ブルースなど様々な要素が混在しており、その点において、同じくインプロヴィゼーションを演奏の中心とするモダンジャズ以降のジャズなどとは区別されているようだ。(なんか冨澤一誠みたいになってきたな)

2年前の夏によみうりランドで行われたTrue People's Celebrationは、企画が日本におけるジャム・バンドイベントの草分け的存在であるOrganic Grooveによるものであったということもあり、内外の大物バンドが一堂に会した素晴らしいフェスティバルだった。昨年は多くの期待を受けながらも、結局開催されることはなかったわけだが・・・今年こそ、ぜひやって欲しい!!!

と思っていたところに、嬉しい知らせが舞い込んできた。
なんとCritters Buggin来日!!!
6月13日〜14日(おそらくall night)
@代官山Ball Room
http://www.organicgroove.com/

しかし、この時期に来日ということは・・・
やっぱり今年も夏フェスの開催は見送りか・・・。

ところで今日の日記のタイトルは、Ben Harperの発言によるものです。
彼によると、なんでもこれからはsoulternative(ソウルタナティヴ)なる言葉がジャムバンドに代わる呼称になるらしいのですが・・・。